受けは聞くことに、聞くことのは受けに通じると、
昨日の記事で書きましたが、
受けに限らず、
聞くことは他のことにも関係しているように思います。
準備体操のときには、身体の声を聞きながらやりましょうと、
わたしはよく言います。
阿吽の呼吸をするときに、全身をスキャンする、と
内田先生は言われますが、
これも身体の状態を聞きとっていると言えるでしょう。
準備体操や呼吸法のときだけでなく、
技のお稽古をしているときも、
あるいは、技のお稽古をしているときにこそ、
身体の声に耳を澄ませたいです。
そして、身体の声だけでなく、
心の声にも耳を傾けたいものです。
合気道のお稽古は、心のお稽古である、
というのはよく言われます。
慌てない、とらわれない、あるがままでいる、
そういったことができるようになるには、
まずは自分の心の状態に気づくことが必要です。
身体の状態、心の状態に、耳を傾ける。
そして、技のお稽古では相手がいます。
取りをするにしろ、受けをするにしろ、
相手のことを聞くことが大事です。
(聞かないことが要求されることもありますが、
それも聞けることが前提であると思います。)
自分が、自分が、となる前に、
まずは聞くことから始めるよう
心がけたいです。
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