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2013年6月27日(木) 王子道場
2013年06月27日(木)
この日は接触部分で握手をするように

技をやってみました。


握手をするとき、どうなっているか。

まず気持ちがあります。

その気持ちを持って

手を差し出しつつ相手に近づきます。

そして握った手から気持ちを伝えます。

もちろんお互いに、です。


技をする場合は、

握手のきっかけを与えるほうが取り、

受け取るほうが受けになります。

握手をして気持ちがつながったら、

そのつながった気持ちを互いに大事にしたまま

技を最後まで続けます。

技によっては、

握手をする手や場所が途中で変わることがあります。

その場合でも、そこで気持ちをちゃんとつなげて

途切れさせることなく、技を続けます。

すべて「互いに」というのが、とても大事です。


やってみて分かったのですが、

気持ちを互いに出し合って技をすると、

「技がたどりたい線」が分かってきます。

気持ちがつながったまま技が動いたときの気持ちよさ、

気持ちが切れたときの残念さ(笑)などが体感できると、

お稽古や技の質が

ずいぶん変わってくるように感じました。
2013-06-27 17:00 | 記事へ | コメント(0) |
| お稽古雑感 |
2013年6月26日(水) 尼崎道場
お稽古は、まず準備体操から始めて、

そのあとに呼吸法をします。

呼吸法のあとは、だいたい足捌きをしています。

それから技のお稽古に入るのですが、

その最初にするのが

6種類の基本的な動きです。

毎回最初にするので、

その日の状態を確認することができます。

基本的な動きなので、

大事な要素がしっかりと入っているのですが、

一つ一つをゆっくりと取り上げて

確かめながらお稽古をする機会は

なかなかありません。

この日は、まさにこの日に入門された方もいましたので、

お稽古のほとんどの時間を、この動きに費やしました。

新しい方は手順を確認し、

手順が分かっている方は、いろいろチェックしながら、

丁寧にやっていきました。

他の技との繋がりなども見えてくると

いろいろとお稽古の仕方も広がってくると思います。

いつもやる動きなので、流れでやりがちになりそうですが、

毎回丁寧にお稽古したいものです。

でもそれは、体操や呼吸法、他の技でも同じですね。

集中を切らさないのがけっこうたいへんです(笑)。
2013-06-27 16:34 | 記事へ | コメント(0) |
| お稽古雑感 |
2013年6月21日(金) 西宮道場
2013年06月25日(火)
力みのない状態で、

体幹の力が使える場所で仕事をすると、

強い力を生むことができます。

しかし、力みがあると、その部分に負荷がかかり、

筋肉痛や凝りの原因になったり、

その部分を痛めたりすることになります。

力みを取るのは、あまり簡単ではないのですが、

その動きをやり続けて疲れるかどうか

というのは力んでいるかどうかを判断する

一つの基準になると思います。


この日のお稽古では、

ずっと続けていても疲れない動きを意識して、

特に腕遣いをチェックしながら

いくつかの基本的な技をやりました。

意外だったのは、

より効果があるように見えたのが、

取りではなく受けのほうだったということです。

取りのときは取りのときで、

何かやってやろうという気になりやすいので

要らない力が入りやすいのですが、

受けのときも、

普段は何かで力が入っているということになります。

おそらくは何かをされるということで

身を固くして息を詰めて待っている

というようなことが

起こっているのではないかと思います。

普通に息ができているかどうか確認するだけで

身体の固さが全然違ってくることもあるので

そのあたりチェックしてみると

いいかもしれません。
2013-06-25 22:20 | 記事へ | コメント(0) |
| お稽古雑感 |
2013年6月20日(木) 王子道場
2013年06月22日(土)
受けのときに何をしていいか分からない

初心の方は特にそう思われるようです。

受けは、やられ役ではありません。

それは取りも受けも意識すべきです。

取りと受けは、互いの協力者、パートナーです。

さて、受けですが、

技をかけられてあげるのも、

気が抜けた状態で何もしないのも、

どちらも、取りがちゃんとしたお稽古ができませんし、

自分自身もお稽古になりません。

取り受けともに大事なことは、

自分の真ん中、正中で仕事をすることです。

手を取るとき、手刀で打ち込むときもそうですし、

気の結び(相手との接触点)も、

自分の真ん中に捉え続けることが大事です。

それを意識するだけでも、

あるいはそれが意識できるようなってくると、

ずいぶん違ってくると思います。

そして、受けのときにしかできないのが、

技がかかる感じを体感することです

(当たり前ですが笑)。

これが実に大事で、

ここで身体が気持ちよく伸びる感じを得て初めて、

自分が取りのときに

そういう感じで技をすることができるのではないかと思うのです。

そのためにも、

先に書いたようなことを意識しながら、

丁寧に受けをする必要があるのです。


この日のお稽古では、

受けのときの気持ちよい感じを体感できるよう

少しおまじないをしてから技をやってもらいました。

ああ!とか、おお!とかいう声が聞こえてきたので、

何かを感じていただけたのではないかと思います(笑)。
2013-06-22 10:54 | 記事へ | コメント(0) |
| お稽古雑感 |
2013年6月19日(水) 尼崎道場
2013年06月19日(水)
技のお稽古をしていて違和感があるとき、

原因はいろいろあると思うのですが、

力み、詰まり、強張りが関係していることが

多いのではないかと思います。

なので、力を抜きましょうとよく言われるのですが、

抜けと言われても、どう抜けばよいのか

という話になります。

ただ力を抜いただけでは何もできません。

そこで言われるのは、

腕に気を通すとか、指先や掌から気を出すとか、

そういった表現です。

実際に気というものがあるかどうかは脇に置くとして、

力み、詰まり、強張りがなく、

力が程よく抜けている状態のときの体感は、

まさに、気が通っている、気が出ていると

表現できるのではないかと思うのです。

そこで、逆にそういうイメージを持って、

身体を使ってみましょう、ということになります。

取りと受けとが互いに(ここが大事です)

気を出し合って、気の結びができると、

互いの体幹がつながる感じ、体感が一致する感じがあり、

気持ちよく技が動いていくことになります。

そのときは、受けはもちろん、取りのほうも

何かをしている感みたいなものは

ないのではないかと思います。

技をかけてやろう、なんて思っていると、

たいていは力が入って、自分が固まる、相手も固まる、

無理やりに技をかけることになって、痛い思いをする、

といったことになりがちです。


この日のお稽古では、

互いに相手の力を感じて、その感じを大事にしたまま技に入る

ということをやりました。

取り受けとも、いきなり技に入るよりも、

ずいぶん柔らかく身体が使えていたようです。

力のやり取り、気持ちのやり取り、

そこから生まれてくる何かを感じながら身体を使うと

見えてくることがいろいろありそうです。
2013-06-19 15:03 | 記事へ | コメント(0) |
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