この日のお稽古でも
握手をするときの感覚を互いに保ちつつ
技のお稽古をしました。
内田先生が言われるのは、
受けの本体に働きかけず、
薄皮一枚外側や受けの成層圏を切るつもりで技をかける、
また技の中心は(接点ではなく)二人の外部にある
とも言われます。
そのような意識でいると、がつんとぶつかることなく、
すっと技が通ります。
握手の意識で接点を大事にすることとの
整合性を考えていたのですが、
本体があっての薄皮一枚外側であり、
接点があった上での、その延長としての外部
なのではないかと今のところ考えています。
受けの気持ちが来ていない、取りの気持ちが行ってない、
そういう状態では境界があやふやになって、
我々のレベルでは、
薄皮一枚外側が非常に分かりづらいのではないかと思います。
同様に外部にある中心も、
互いの気持ちがはっきり出ているほど、
分かりやすくなるように思います。
基礎的なお稽古として、握手の感覚を保つというのは、
有効なのではないかと考えます。
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