この日は接触部分で握手をするように
技をやってみました。
握手をするとき、どうなっているか。
まず気持ちがあります。
その気持ちを持って
手を差し出しつつ相手に近づきます。
そして握った手から気持ちを伝えます。
もちろんお互いに、です。
技をする場合は、
握手のきっかけを与えるほうが取り、
受け取るほうが受けになります。
握手をして気持ちがつながったら、
そのつながった気持ちを互いに大事にしたまま
技を最後まで続けます。
技によっては、
握手をする手や場所が途中で変わることがあります。
その場合でも、そこで気持ちをちゃんとつなげて
途切れさせることなく、技を続けます。
すべて「互いに」というのが、とても大事です。
やってみて分かったのですが、
気持ちを互いに出し合って技をすると、
「技がたどりたい線」が分かってきます。
気持ちがつながったまま技が動いたときの気持ちよさ、
気持ちが切れたときの残念さ(笑)などが体感できると、
お稽古や技の質が
ずいぶん変わってくるように感じました。
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