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2013年6月19日(水) 尼崎道場
2013年06月19日(水)
技のお稽古をしていて違和感があるとき、

原因はいろいろあると思うのですが、

力み、詰まり、強張りが関係していることが

多いのではないかと思います。

なので、力を抜きましょうとよく言われるのですが、

抜けと言われても、どう抜けばよいのか

という話になります。

ただ力を抜いただけでは何もできません。

そこで言われるのは、

腕に気を通すとか、指先や掌から気を出すとか、

そういった表現です。

実際に気というものがあるかどうかは脇に置くとして、

力み、詰まり、強張りがなく、

力が程よく抜けている状態のときの体感は、

まさに、気が通っている、気が出ていると

表現できるのではないかと思うのです。

そこで、逆にそういうイメージを持って、

身体を使ってみましょう、ということになります。

取りと受けとが互いに(ここが大事です)

気を出し合って、気の結びができると、

互いの体幹がつながる感じ、体感が一致する感じがあり、

気持ちよく技が動いていくことになります。

そのときは、受けはもちろん、取りのほうも

何かをしている感みたいなものは

ないのではないかと思います。

技をかけてやろう、なんて思っていると、

たいていは力が入って、自分が固まる、相手も固まる、

無理やりに技をかけることになって、痛い思いをする、

といったことになりがちです。


この日のお稽古では、

互いに相手の力を感じて、その感じを大事にしたまま技に入る

ということをやりました。

取り受けとも、いきなり技に入るよりも、

ずいぶん柔らかく身体が使えていたようです。

力のやり取り、気持ちのやり取り、

そこから生まれてくる何かを感じながら身体を使うと

見えてくることがいろいろありそうです。
2013-06-19 15:03 | 記事へ | コメント(0) |
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