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2013年6月20日(木) 王子道場
2013年06月22日(土)
受けのときに何をしていいか分からない

初心の方は特にそう思われるようです。

受けは、やられ役ではありません。

それは取りも受けも意識すべきです。

取りと受けは、互いの協力者、パートナーです。

さて、受けですが、

技をかけられてあげるのも、

気が抜けた状態で何もしないのも、

どちらも、取りがちゃんとしたお稽古ができませんし、

自分自身もお稽古になりません。

取り受けともに大事なことは、

自分の真ん中、正中で仕事をすることです。

手を取るとき、手刀で打ち込むときもそうですし、

気の結び(相手との接触点)も、

自分の真ん中に捉え続けることが大事です。

それを意識するだけでも、

あるいはそれが意識できるようなってくると、

ずいぶん違ってくると思います。

そして、受けのときにしかできないのが、

技がかかる感じを体感することです

(当たり前ですが笑)。

これが実に大事で、

ここで身体が気持ちよく伸びる感じを得て初めて、

自分が取りのときに

そういう感じで技をすることができるのではないかと思うのです。

そのためにも、

先に書いたようなことを意識しながら、

丁寧に受けをする必要があるのです。


この日のお稽古では、

受けのときの気持ちよい感じを体感できるよう

少しおまじないをしてから技をやってもらいました。

ああ!とか、おお!とかいう声が聞こえてきたので、

何かを感じていただけたのではないかと思います(笑)。
2013-06-22 10:54 | 記事へ | コメント(0) |
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