この日も背中を意識する敏感にするというテーマを中心に
体操、呼吸法、技をやっていきました。
合気道のお稽古の目的として
多田先生がおっしゃっているのは、
生きる知恵と力を高めること
そしてその力を保ち、上等な使い方をする
それができるようにお稽古を重ねる
ということです。
決して個々の技が上手くできるように
お稽古していくのではなく、
そのお稽古を通してそこに共通するものを見出だし
それを練っていくことが大事になります。
そのための同化的な心身運用であったり、
丁寧さ、繊細さ、敏感さを大事にしたお稽古だったり
するのですが、
そのようなお稽古をすると
物理的に強い力を生むことが可能になります。
確かに、体格的に勝る相手を
軽々と投げたり崩したりできるとなると
それを目的にお稽古をしたくなりますが、
それは違うのではないかと思うのです。
と書いているのは、自分に対する戒めでして^^;
技の説明をしているときに
「こうすると力が出ます伝わります」
というのが分かりやすいため
安易にそういった説明をしがちになるのですが、
そうしているうちに
わたし自身が方向を勘違いしそうになっていることに
気がつきました。
方向修正をして、またお稽古を重ねていきます。
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