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礼儀・敬意・感謝(2015年1月7日(水)〜1月9日(金))
2015年01月10日(土)
この間のお稽古は、尼崎一部二部、王子、加古川、西宮でした。

各道場で新年のお稽古がスタートしました。

みなさま本年もどうぞよろしくお願いいたします。


昨年の秋の終わりごろから、

人、もの、ことに対する礼儀であるとか、

敬意、感謝といったようなことを大事にするよう、

お稽古中やお稽古の最後に円になったときなどに、

いろいろな形で何度も触れてきましたし、

わたし自身も気をつけています。

わたしも含めてささの葉にそうしたことが浸透していくよう

意識してお稽古を続けていきます。

そうしたことを始めるきっかけとなったのは、

それが疎かになりがちなことに対して、

漠然とした違和感、気持ち悪さを感じていたからでしたが、

今では、お稽古をする上での前提であり、必須なことであると

強く感じています。


気持ちよく、楽しくお稽古をするためにというのは、

もちろん大きな理由です。

互いの関係において敬意の持ち方表し方は

違っていて当然ですが、必ず必要です。

何かを伝えるとき、受け取るときにも、

敬意のあるなしは大きく影響してきます。



技術的な理由も、大きくあります。

適切な間や間合いであったり、相手との向き合いかた、

つまりは足踏みですが、これも気持ちの持ち方によって、

自然に出てくるものではないかと思います。

手の出しかた、手の取りかたもそうですし、

流れを感じたり、支えたりといったようなことも、

互いがそうした心持ちでお稽古するからこそ、

お稽古が成り立ちます。


道場の外では、感度を下げ、スイッチを切らなければ、

心身が危険にさらされるということもあるかもしれません。

しかし道場では、存分に感度を上げていられるようにしたいです。

そのような場でお稽古を重ね、

そうでないような場でも、自身が場を主宰することにより、

そうした場が現れるようにできればと思います。

それがどんどん広がればいいと、強く願います。


ただ「道場では」と書きましたが、

日常でやっていないことを、道場だけでやるのは難しいです。

それが週に一回とかであるとなおさら困難です。

技をやらなくてもお稽古はできます。

日々お稽古に励みましょう。
2015-01-10 10:41 | 記事へ | コメント(0) |
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