お稽古では、まず指導者が技をやって見せます。
そこでまず目に入るのは、映像、視覚イメージです。
なので最初はそれをもとに技を覚えていくことになるのですが、
どこかの段階で、そこから離れることが必要です。
つまり視覚イメージをなぞることによって動くのではなく、
他の感覚、主に触覚をもとに動いていく。
このときに実は視覚イメージが障害となって、
触覚に身体を任せきれないということが起きる気がします。
触覚、体感をどれだけ信じることができるか。
ここでも素直、真っ白、空っぽというのは
鍵になってくるように思います。
最近の大きなテーマの一つです。
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