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自分を知る
2015年11月04日(水)
先週、雨が降った翌日の青空のあまりの透明さに心を奪われ、
今週もまた雨が降ったので期待していましたが、
今日は見事な秋晴れで、雲一つない空は青く高く、
どこまでもいけそうな気持にさせられました。
空を眺めているだけでお稽古になりそうです(笑)。

お稽古をしていると、あれができない、これができない、
できないことがいろいろ出てきます。自分が何ができないか、
それを知るところからお稽古が始まります。

何ができないかを知ることができたら、
次はどのようにできないか、それを見ていきます。

それから、どうすればよいか考え、それをお稽古します。

それぞれの場面で、助力や教えを乞うこともあると思いますが、
基本的にはお稽古は自力でやるものだと、わたしは考えています。

自分でいろいろ試行錯誤を重ねるからこそ、
先生や先輩の言葉が響くのであり、こちらから尋ねたときにも
互いに実りあるお稽古になるのだと思います。

まずは自分のお稽古をしっかりやることが大前提。
他の人と組んでやるときでも(取りでも受けでも)、
それは自分のお稽古です。一緒にやっている相手には、
お稽古の相手をしてもらっているのだと考えます。
上の人と組むときはもちろん、下の人と組むときも謙虚な気持ちで。

相手のいる稽古では、一人稽古では見えなかった自分が
見えると思います。

お稽古では、身体の使い方だけを学ぶのではありません。
むしろ、心の使い方を学ぶために、身体を使っていると
言ってもいいでしょう。自分の心を知りましょう。

生きる知恵と力を高めるために、
しっかりと自分を見つめてお稽古したいものです。
2015-11-04 22:08 | 記事へ | コメント(0) |
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