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バランス
2015年11月18日(水)
何事にもバランスが必要です。お稽古もしかり。
お稽古のバランスにもいろいろあります。
そのひとつが、入力と出力、それと熟成のバランスです。

入力は、先生や他の人を見て話を聞いて学ぶこと、
本や映像など読んだり見たりすること。

熟成は、実際に身体を動かし、技を行い、
試行錯誤や検証をすること。

出力は、誰かに聞いてもらう伝える教えること。

どれも大事です。そしてバランスが大事です。
偏り滞りがないか、チェックしてみてください。
2015-11-18 23:24 | 記事へ | コメント(0) |
| つれづれ |
何はともあれ、ご機嫌で♪
2015年11月15日(日)
あれやこれや言っていますが、

それが一番大事です。

お稽古でご機嫌に、日常もご機嫌に。
2015-11-15 09:22 | 記事へ | コメント(0) |
| つれづれ |
自分を知る
2015年11月04日(水)
先週、雨が降った翌日の青空のあまりの透明さに心を奪われ、
今週もまた雨が降ったので期待していましたが、
今日は見事な秋晴れで、雲一つない空は青く高く、
どこまでもいけそうな気持にさせられました。
空を眺めているだけでお稽古になりそうです(笑)。

お稽古をしていると、あれができない、これができない、
できないことがいろいろ出てきます。自分が何ができないか、
それを知るところからお稽古が始まります。

何ができないかを知ることができたら、
次はどのようにできないか、それを見ていきます。

それから、どうすればよいか考え、それをお稽古します。

それぞれの場面で、助力や教えを乞うこともあると思いますが、
基本的にはお稽古は自力でやるものだと、わたしは考えています。

自分でいろいろ試行錯誤を重ねるからこそ、
先生や先輩の言葉が響くのであり、こちらから尋ねたときにも
互いに実りあるお稽古になるのだと思います。

まずは自分のお稽古をしっかりやることが大前提。
他の人と組んでやるときでも(取りでも受けでも)、
それは自分のお稽古です。一緒にやっている相手には、
お稽古の相手をしてもらっているのだと考えます。
上の人と組むときはもちろん、下の人と組むときも謙虚な気持ちで。

相手のいる稽古では、一人稽古では見えなかった自分が
見えると思います。

お稽古では、身体の使い方だけを学ぶのではありません。
むしろ、心の使い方を学ぶために、身体を使っていると
言ってもいいでしょう。自分の心を知りましょう。

生きる知恵と力を高めるために、
しっかりと自分を見つめてお稽古したいものです。
2015-11-04 22:08 | 記事へ | コメント(0) |
| つれづれ |
豊かな道場、芳醇なお稽古
2015年10月11日(日)
昨日は凱風館で、代稽古を担当させていただきました。
だいたい二ヶ月に一回ほどの割合で、代稽古をさせていただく
機会があるのですが、わたしが主に担当するのは朝稽古です。

ところが、昨日はたまたま土曜日の二部、有段者稽古の
担当をすることになりました。

全体を見渡せる位置で見る土曜日二部のお稽古。
すっと目が引き寄せられるのは、やはり先輩方の姿。
纏っている空気が全然違います。
とても贅沢な時間でした。

先輩、同期、後輩、それぞれ大切で、
素敵な先輩がいる、愉快な同期がいる、かわいい後輩がいる。
みなが道場に集まって、互いに高め合う。
そのような道場を目指したいです。

ささの葉も人が増えてきて、門人同士のつながりが多彩に
なってきました。先日の演武会のあとの打ち上げの席で、
内田先生が「師範の知らないところで門人が盛り上がってる
ってのがいいんだよ」と嬉しそうにお話してくださったのを
思い出します。

強弱勝敗、技の巧拙を論じない姿勢を大事にする合気道
だからこそ生まれてくる何かがあると思います。
根本を大事に、それぞれの生きる知恵と力が高まるような
肥沃な土壌を育んでいければと思います。

豊かなお稽古をしてまいりましょう。
2015-10-11 08:20 | 記事へ | コメント(0) |
| つれづれ |
呼吸法と健康
2015年08月16日(日)
こんにちは、大松です。
今日はヨガ目線で(笑)、呼吸法について書いてみたいと思います。


ヨガには呼吸法がいっぱいあります。
ヨガと言えば、呼吸法。なイメージもありますね。
合気道でも、呼吸法はとても大切にされています。



なんで呼吸法が身体にいいの?



いろいろあると思いますが、シンプルな答えとして、
いつもやってる「息」、つまり自然呼吸というのは、
自律神経の働きにより意識せずして自然に行われている運動です。
なので、自律神経がみだれているとき、
たとえば緊張したりイライラしている時は気付くと
呼吸が浅くなっています(交感神経優位)。
リラックスしているときは、しぜんと深い呼吸ができていたりしますね
(副交感神経優位)。

交感神経が少し優位だとやる気が出て意欲的でいい感じですが、
交感神経が振り切るとガンなどの大きな病気の原因になったり、
副交感神経が少し優位だと落ち着いて穏やかな状態でいい感じですが、
副交感神経が振り切ると意欲がなくなってしまったり
うつなどをひきおこしたりすると言われています。
このように、人の心身の健康は自律神経のバランスによって
なりたっています。


そして呼吸法のすごいところ。
呼吸法は、自然呼吸ではなく、意識的にする呼吸です。
自然呼吸は呼吸する時に圧はありませんが、
呼吸法は圧がけっこう大事です。
それなりにしっかりと吐いて、それなりにしっかりと吸う。
これ、ポイントです。
そして穏やかな呼吸をするよう意識する。
一定のリズムで呼吸するようコントロールしてみる。
そうすることによって、
直接はコントロールできない自律神経に対し、
呼吸を通してアプローチできるのが呼吸法のすごさなのです。

(「自律神経→ふつうの呼吸
 呼吸法(意識的な呼吸)→自律神経」

 このように、自然呼吸と呼吸法とでは、
 ベクトルの向きが違ってくるのですね。
 ふつうの呼吸は、自律神経の影響を受けて
 浅くなったり深くなったりします(自律神経→呼吸)。
 呼吸法は、意識的に呼吸を浅くしたり深くしたりして、
 自律神経に働きかけます(呼吸法→自律神経)。)


こうして呼吸法をすることによって自律神経のバランスが整うと、
気が下がり、落ち着いた状態になります。
落ち着いた状態は、心静かな状態。気持ちに余裕がある状態です。
気持ちに余裕があると、色んな意味で強いですね。理想です。


そしてヨガではこの呼吸法でさらに空気中のプラーナ(気)を
体内に取り入れ、気の通りをよくしていくイメージを大切にします。
まさにプラーナヤーマ(調気法)。気のコントロール。
アーサナ(坐法。いわゆる体操)を繋げて動くときでも、
動きに呼吸を合わせていきます。
いっぱんにヴィンヤサと言われるヨガのテクニックですが、
これなくして、ヨガとは言えません。
形だけしても、ヨガにはなりません。
一つのポーズだけするときでも同じです。
ゆっくりと繊細に、動きに呼吸を合わせます。


合気道も同じように呼吸法でプラーナを取り入れ、
宇宙からの気を頂き生命力を高めるイメージを持ちます。
体術でも、動きに呼吸を合わせますね。
さらには、取りと受けが呼吸を合わしていく。
受けをするとき、取りの動きに呼吸をあわすことを意識しますが、
まだまだ、なかなかできません(^_^;)。目指すところです。
これも間と間合いに関係して来るかなと思います。
初心の方は特に緊張するので呼吸を忘れがちで
動きがかたくなってしまったりしますが、
合気道で大切なことのひとつは、
呼吸で身体を練っていくことかなと思います。


というわけで、呼吸法、いろんな呼吸法がありますが、
すれば必ず何かが変わると思います。
良い習慣になればいいですね。
2015-08-16 11:10 | 記事へ | コメント(0) |
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