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思い込み
2016年03月27日(日)
篠原です。こんにちは。


われわれは、様々な思い込みでできています。
そして、それらを言い訳にして、本来ならできることを
できないことにしてしまいます。
「・・・だから、私にはできない」「だって・・・だから」
というフレーズが、その典型です。

それらの思い込みを一度脇に置いて、
やるだけやってみてはどうでしょうか。
すぐには変化がないかもしれません。
それでも続けるのです。

騙されたと思ってやってみませんか。
必ずできるようになります。
意外なところに変化が現れることもあります。

いろいろなことができるようになると
楽しくなってきます。


話はそこで終わりではありません。
「できる」というのもまた、思い込みです。
本当のところは「もっとできる」からです。

そこから先に行くには、
この思い込みもまた去る必要があります。
もしかすると、こちらの思い込みのほうが
手強いかもしれません。
なぜなら、「できる」は心地いいから、
そこに留まる方が楽だからです。

でも「もっとできる」のだから、もったいないことです。


終わりはありません。
いろいろな思い込みから解放されたいですね。


そんなお稽古をしてまいりましょう。
2016-03-27 10:15 | 記事へ | コメント(0) |
| つれづれ |
審査を終えて
2016年03月26日(土)
こんにちは。道場長の篠原です。

先月2月28日に始まった2016年春の審査が、
3月20日凱風館の合宿で行われた昇段審査をもって、
すべて終了しました。昇級審査を受けた者が14名、
昇段審査を受けたものが2名、内13名の昇級審査は、
ささの葉の各道場で行われました。

それぞれがこれまでに重ねてきたお稽古が形になった
よい演武だったと思います。
会全体としても、着実に歩を進めていることを感じました。

審査を受けたみなさんは、審査を通じて思うところ
感じるところが大いにあったと思いますし、
新たな段級位を得た後のお稽古で、
これまでと違った世界が見え、それと同時に、
それまで気付くことのなかった課題が現れてくることも
あるでしょう。楽しみにしていてください。

今回の審査では、多くの人が他の人の審査を
見ることができたのが、とても大きかったと思っています。
審査を受けた人、見ていた人、そして会にとっても、
大きな財産になりました。

次回の審査は、今年の秋になります。
お稽古は審査に向けてするものではありませんが、
審査のことは念頭に置いておいて、
しっかりとお稽古に励んでまいりましょう。
2016-03-26 11:39 | 記事へ | コメント(0) |
| お稽古雑感 |
審査初日
2016年02月28日(日)
こんばんは。道場長の篠原です。

今日はささの葉合気会で初めての審査を行いました。

審査のことについては、審査がすべて終わった後に
振り返りたいと思いますが、今日のお稽古には、
普段は日曜日のお稽古にはなかなか来れない人も多く駆けつけ、
大人数で賑やかにお稽古することができました。
それがとても嬉しかったです。

今日は早めに会場に到着していたので、
次々とやってくる門人を迎えながら、
秘かに幸せを噛みしめていました。
お稽古始めに皆が並び礼をするときには、
感謝を込めて手を突き、頭を下げました。

ささの葉でお稽古できることが本当に幸せです。


審査は今週、来週と続きますし、
お稽古はずっと続いていきます。

皆が豊かな時間を共有できますように。
2016-02-28 22:00 | 記事へ | コメント(0) |
| お稽古雑感 |
思い出
2015年12月15日(火)
こんばんは、ダイマツです。
今日のブログは、合気道ともささの葉とも、全く関係のない、
全く私的な内容ですので、ここで読まずに閉じて下さっても大丈夫です^^;
あしからず・・・

私はその昔(20代の終わり頃)、
本気でフェルト作家になろうと考えてた時期がありました。
笑っちゃうんですけど。
羊毛だけで作られた鞄や小物などを、見られたことがあるでしょうか。
それはそれは温かみがあり優しい風合いでかわいらしく、
私は雑貨屋さんで初めて羊毛で作られた鞄を見た時からその虜になり、
そこから熱心に羊毛の勉強を始めました。
羊毛で作る鞄や履き物、小物などの作り方を学ぶため
京都まで足しげく通い、色々と作品を作り、売ろうと思ってお店の名前も考え、
ホームページまで作りました(笑)。
で、それなりのものが作れるようになり、
売って欲しいという声もちらほらいただくようになったのですが、
羊毛のそのかわいらしい容姿とはウラハラに、
なにせ作るのに腱鞘炎になるような
とてつもない地味な繰り返し作業と体力が必要でして、
必死で作って出来上がった鞄や小物を見ると、
自分の子どものように可愛くなってしまって
売ることができませんでした。
そして、とうてい趣味の範疇を越えることが出来ず、
フェルト作家になる夢をあきらめたのでした。

そして10年越しに。
小物作りが好きな友人がおりまして、
その友人は私と同じくヨガのインストラクターをしているのですが、
その友人が
「自分はもの作りが好きだから、来年はヨガの仕事を減らし、
もの作りの時間をもっと大切にする、それが瞑想的な時間になるから」と言うのです。
そしてこのあいだ彼女が我が家に遊びに来た時、
私が昔作ったフェルト作品のいくつかを彼女に見せました。
すると彼女はとても気に入り、
コラボで一緒に何か作らないかと言ってきました。
しかし私には彼女のような素敵なセンスもありませんし、
なにより今は、合気道とヨガが自分には本当に合っている気がするなぁと、
今までで初めてくらいにそう感じているのでそれに集中したく、
彼女に自分で羊毛作品を作ってみることを勧めました。
そして、家にあったダンボール2箱分のたくさんの羊毛の中から彼女の好きなものを好きな分だけ選んでもらい、数冊の羊毛作品の作り方の本と一緒に持って帰ってもらいました。

翌日か翌々日だったでしょうか。
彼女から早速作った作品の写真が届きました。
「もう楽しくて楽しくて、ずっと作っていたい」と。
そしてまた今日、彼女から、
「やっぱりもっともっと作ってみたいので
羊毛を買いに行こうと思うのだけど、
もしたえちゃんがもう使わないなら、
たえちゃんの持ってる羊毛を売ってもらえないだろうか」
という連絡がありました。
実は私はずっと以前から、この思いの詰まった羊毛達を、
もの作りが好きな彼女にもらってもらえないかなぁと
たくらんでいました。
何度も京都に通い気に入ったのをちょっとずつ買いためていき、
気付けばダンボール二箱分にもなっていた羊毛。
今はもう触ることのなくなってしまった羊毛。
今は後ろめたい気持ちがつまったダンボール箱となっていました。

そうくると思ったよ!と、嬉しくて、買いためた羊毛も本もすべて、
彼女にプレゼントすることにしました。
さっそくダンボールにぎゅうっと詰めこみ、
クリスマスプレゼントのシールをウキウキしながら貼って、
コンビニから宅急便で送りました。
そして、家に帰って来て、ブロッコリーを茹でていると・・・
あら不思議、涙が、ぽろぽろぽろぽろ、溢れてきました。
「え?」
自分でも不思議でした。
「ああ、お別れしたのが、悲しいんだな・・・」
そう気付いたら、次は、ひっくひっく、いい歳して、泣けてきました。

人と別れた訳ではないのに、
思いの詰まったものとお別れして涙が出たのは、
生まれて初めてでした。
君は当時、それだけ一生懸命やったんやな、
がんばったんやな、大切にしてたんやなぁと、
珍しく自分をあたたかくほめてやりたくなった、今日の出来事を、
残したくて、こんな公の場に書かせてもらいました。
気持ちの供養のような?^^;。


篠原先生、全く私的なことなのにこの場をお借りして、すみません!
そしてみなさま、すみません!
読んで下さり、本当にありがとうございました。
ひとつ、卒業できた気がします。
2015-12-15 20:08 | 記事へ | コメント(0) |
最近のささの葉
2015年11月27日(金)
久しぶりの投稿、ダイマツです。
久しぶりすぎて、どこからどうやって投稿してたのかを忘れ、焦りました。


ささの葉では最近、剣と杖を使ったお稽古が始まりました。
初心者から上級者まで、みなが続々と剣杖を購入しはじめ、
お稽古に参加される方の剣杖所持率があがってきました。

すごい!!

そして、秋に昇段級審査がありましたが、
今回の審査を機に残り稽古をする門人が増えました。
ささの葉は市の施設道場を借りているため、
後に予約が入ってないときや、そしてそれぞれが十分に時間のあるとき
(1時間単位で道場の使用料を払わないといけないので)に、
残るメンバーで道場使用料を割り勘してお稽古することになります。
となると割とハードルの高い自発性が求められるように思うのですが、
みんなのやる気、向上心、集中力が素晴らしく、
残り稽古の光景が珍しくなくなりました。


ある日の王子道場での残り稽古風景↓。
一年前には考えられなかった光景w。



それを微笑ましく眺める篠原先生w↓。




(そうそう、随分長らく更新できていませんでしたので、
撮ったのに投稿出来ていなかった写真をば。
今秋初審査を終え、お免状を受け取る田邉さん↓。



審査を受けると、こんな感じで、お免状を先生から頂きます。
これがまた緊張するのです。楽しみですね^^。)



今日は西宮でお稽古があったのですが、
私はお稽古前に足首を捻って軽く痛めてしまい、
今日は見取り稽古をしていました。
ささの葉で見取り稽古をするのは、今日が初めてでした。

すると、すごくいいことがありました。

何がかというと、みんなのすごさに気付いたこと。

入門したばかりの方から上級の方まで、
本当に全員が、すごかった・・・。
それぞれの段階で今出来ることを、
みんながまっすぐに精一杯、真剣に、
そしてとても楽しそうに取組んでいる姿がそこにありました。
しかも、できないことや、わからないことがあっても、
つぎつぎに現れる小さな壁を
それぞれが短い時間の内に乗り越えていっているのです。
そして、先輩が後輩に丁寧に教えている姿も、とても美しかったです。
心温まるというか・・・。

さらに、以前と比べ、全員の、確実な進歩、
成長がはっきり見えました。
「ああ、みんな、確実に合気道、上達していくんやろうなぁ」という確信を、持ちました。

びっくりしました。少し大げさですが、人間て、
すごいもんなんやなぁとさえ思いました。
これ、ほんと、見えてなかった・・・。

いつもは受けを取ったり
初心の方や後輩の指導をすることが多く、
目の前のことにぐっと集中していたため
(って完全に言い訳ですね^^;)、
こんな風に時間も空間も含めて全体を通して見ることって
ありませんでした。

また、自分の反省すべき点なども見え、とても勉強になりました。

そして、今日見たみんなの成長は、きっと、
今日のメンバーのことだけではなく、
各道場全員に当てはまることなのだろうなぁと思いました。
それが、ここ最近のささの葉の、楽しく真剣なお稽古風景、
空気に繋がっているのだろうなと実感しました。


これからますます、お稽古が楽しくなって来ると思います。
みなでどんどん道場の良い空気を作り、
生命力を高め合いながら楽しく研鑽し合いましょう〜♪
2015-11-27 21:30 | 記事へ | コメント(0) |
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