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変化
2014年09月08日(月)
こんばんは、大松です。

昨日は関西合気道合同研鑽会というのが大阪であり、
道主と若先生のご指導が仰げるとても貴重な機会を得、
約500名の参加者と共に、合気道の学びを深めて参りました。

こういう講習会では他道場の方とお稽古が出来るのが
本当に楽しいです。
今年の5月には広島で多田先生の講習会に参加して参りましたが、
その時は他道場の方とお稽古するのも初めてで、
とにかく緊張していました。

あれから約5ヶ月。

今回の講習会では、道主と若先生から貴重な教えを賜ったと同時に、
大きな発見がありました。
自分の、心の変化です。

先日の多田塾甲南合気会の演武会の後、
内田先生が演武会の内容について、
“「たくさん稽古している人」と
「あんまりできていない人」の差”として、
“ふつうは自分の技の強さや精度を気にするんですけれど、いちばんはっきり変わるのはそこじゃなくて、「それ以前」の身体の使い方なんです。道着の着付けとか、道場に入るときの座礼とか、列を作るときの位置どりとか、そういう「無意識の動作」がいちばん変わる。”
と、ツイートされていました。
(詳しい内容は、篠原先生が、
『2014年8月13日(水)〜8月15日(金)』に書いて下さっています)

私は、日頃、とてもたくさんお稽古をしています。
(お稽古は回数では決してありませんが、ちなみに
3月に審査を受けてから先日の1級審査を受けた日までの
お稽古回数を数えてみると、158回でした。)

こんなにお稽古しているにも関わらず、
思うように演武出来ず、まさに、
「これだけお稽古しているのに、こんな演武になってしまった。
ぜんぜん上達してない・・・」
とかなり凹んでいた私は、内田先生のツイートを読んで
思わず泣いてしまったほど、先生のお言葉は嬉しかったです。
確かに気がつけばお稽古中に袴が着崩れることもなくなっていたので、
「ああ、私も少しは・・・」と、
先生に救いの手を差し伸べて頂いたような気がしました。

そして、昨日の講習会。
心の変化というのは、今回、他道場の方とお稽古をするのに、
不思議と、ほとんど緊張がなかったことです。
これは、気が抜けていたというわけではありません。
広島では他道場の方と初めて組むのに
とてもテンションがあがってしまい、
もしくは背伸びをしてしまい、わしゃわしゃした気持ちで
講習会のスタートを切ってしまったことを反省していました。

しかし今回は最初から変にテンションがあがることもなく、
背伸びすることなく、
気持ちもとても落ち着いていて、どの方と組む時も、
先輩であろう方からは教えを賜り、
後輩であろう方から聞かれると自分の解る範囲で伝え、
それを、普段道場でやっているのと全く同じように
することが出来ました。
そうしながらお稽古していると、つくづく、
道場は違えど、みんな同じ合気道をやっている仲間なんだなぁと、
緊張ではなく、とても温かい気持ちになりました。
あとは、道場に入る時の座礼。場所が変われど同じです。
広島ではとってつけたような感じ(笑)で、
先輩方の真似をしながら座礼していたのですが、
今回は自分のタイミングで、
会場の出入りと観客席から道場への出入りの際の立礼、
そして道場の畳への出入りの際の座礼とが
ごく自然に出来ている自分に気付き、
自分でしみじみしました(笑)。

そして、内田先生のツイートを思い出したのでした。
「ああ、私もちゃんと成長できていたんだ、
変わっていたんだ!」
そう、思いました。
自分がまだまだ未熟な事は百も承知ではありますが、
それでも、とても嬉しい発見でした。

今回はこのような自分自身の変化に対する発見も含め、
とても学びの多い講習会でした。
このような貴重な機会を頂き、本当に感謝します。
これからも、今回学んだたくさんの事を活かしながら、
お稽古に励みたいと思います。

2014-09-08 23:25 | 記事へ | コメント(0) |