| この日は後ろ両手取りという取り手のお稽古をしました。 
 受けが取りの背面に回りこむので、
 
 取りは視覚情報に頼ることなく技をかける必要があります。
 
 何から情報を得るかというと触覚です。
 
 合気道では受けが取りの手を取りにいく技が多くあります。
 
 取りも受けも触覚を敏感することにより
 
 触覚から多くの情報を得て
 
 技の体感の送受をすることができます。
 
 そのようなお稽古により、
 
 身体の感度が上がっていくのです。
 
 とはいえ、始めのうちは
 
 慣れない動きということもあって、
 
 動いているうちに、右や左、前や後ろといったことまで
 
 分からなくなることがあります。
 
 いかに視覚情報に頼りきらずに
 
 他の感覚を使うか、それが重要です。
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