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一人稽古をしましょう(2015年1月28日(水)〜1月30日(金))
2015年02月02日(月)
この間のお稽古は、尼崎一部二部、王子、加古川、西宮でした。

お稽古に来られているみなさんは本当に熱心で、

週に2回以上来られている方も多くいます。

道場でしっかりとお稽古するのは当然ですが、

それに加えてぜひやっていただきたいことがあります。

道場心得にもありますし、

すでにやっている方もいると思いますが、

一人稽古をやって欲しいです。

「お稽古回数が多い人は違いますね」

というようなことをたまに耳にしますが、

そう言われている人たちはお稽古回数もですけれど、

おそらくは一人稽古を

大事にしているのではないかと思います。

一人稽古といっても、特に初心のうちは何をしていいか

分からないかもしれませんが、

合掌しての呼吸、阿吽の呼吸、呼吸合わせ、四方切りなどは、

初心の方でもできると思いますし、

それこそがとてもとても大事なお稽古だったりします。

一人稽古をしてください。

道場のお稽古だけでは足りません。

2015-02-02 22:47 | 記事へ | コメント(0) |
| お稽古雑感 / つれづれ |
2015年1月21日(水)〜1月23日(金)
2015年01月26日(月)
この間のお稽古は、尼崎一部二部、王子、加古川、西宮でした。

わたしが特に大事にしたいのは心のお稽古なので

お稽古中にもそういった説明をするのですが、

技の手順を覚えないことには、手順ばかりに気を取られて

なかなか肝心のお稽古にたどりつけません。

ですから、手順にはなるべく早く馴染んでいただきたいです。

この週は、基本技である四方投げと一教をとりあげ、

技の手順と、技をかけられる感じ、かける感じを、

繰り返し、じっくりと味わうようなお稽古をしました。

二人組でお稽古をするのですが、

上の人は初心の人に手順等を説明しながらのお稽古になります。

こういうときに上の人に気をつけていただきたいのは、

(けっこうたいへんなのですが)

説明をしているときに受けが疎かにならないことです。

受けがきちんとしているからこそ、

技もしっかりとかかるわけですから、

経験が浅い人に、技がかかったときの体感を伝えるためにも、

常にちゃんとした受けができるよう心がけたいです。

こういうのも心のお稽古といえるでしょう。

と書きつつ、この週のお稽古風景を思い出していたのですが、

みなさんちゃんと出来ているように思います。

とてもよい感じです。
2015-01-26 16:20 | 記事へ | コメント(2) |
| お稽古雑感 |
まずは聞くことから(2015年1月14日(水)〜1月16日(金))
2015年01月18日(日)
この間のお稽古は、尼崎一部二部、王子、加古川、西宮でした。


「今日一日、

怒らず、恐れず、悲しまず、

正直、親切、愉快に、

力と、勇気と、信念とを持って、

自己の人生に対する責務を果たし、

恒に平和と愛とを失わざる

誠の人間として生きることを厳かに誓います」


お稽古の冒頭、まずは黙想に入ります。

そうしておいて、わたしが唱えるのが

上に書いた中村天風先生の我らの誓いです。

黙想では、一番遠くの音を聞きます、

音のない音を聞きます、心に身体に耳を傾けます。

そして我らのの誓い。

みなさん、さまざまな思いで聞いてくださっているようです。

聞くことがしんどいこと辛いこともあります。

そういうときは身構えて身を固くして

防御したいものですが、

そういうときこそふっと心を緩めて、

そういう自分をまた聞くことができればと思います。


我らの誓いに続くのが、安定打坐。

そして、正面に礼、互いに礼、

体操、呼吸法となるわけですが、

そこでもやはり、そのときそのときで

聞いているものがあります。

聞くことなくしては、何も始まりません。

まずはそこから始めていただきたいと思います。


技のお稽古でも、やっているのはそういうことです。

まず、聞けて欲しいです、聞こうとして欲しいです。

そして、相手に聞いてもらえるよう

ちゃんと発信して欲しいです、届けて欲しいです、

届けようとして欲しいです。

聞くとはどういうことか、届けるとはどういうことか、

身体で試してください、身体で感じてください。

我らの誓いも、大きな助けとなるでしょう。


わたしがお稽古でやろうとしていることは

そういうことです。

そのつもりで、わたしが届けようとしているものを

聞いていただければ、感じていただければと思います。


ではまた、お稽古で。
2015-01-18 09:37 | 記事へ | コメント(0) |
| お稽古雑感 / つれづれ |
礼儀・敬意・感謝(2015年1月7日(水)〜1月9日(金))
2015年01月10日(土)
この間のお稽古は、尼崎一部二部、王子、加古川、西宮でした。

各道場で新年のお稽古がスタートしました。

みなさま本年もどうぞよろしくお願いいたします。


昨年の秋の終わりごろから、

人、もの、ことに対する礼儀であるとか、

敬意、感謝といったようなことを大事にするよう、

お稽古中やお稽古の最後に円になったときなどに、

いろいろな形で何度も触れてきましたし、

わたし自身も気をつけています。

わたしも含めてささの葉にそうしたことが浸透していくよう

意識してお稽古を続けていきます。

そうしたことを始めるきっかけとなったのは、

それが疎かになりがちなことに対して、

漠然とした違和感、気持ち悪さを感じていたからでしたが、

今では、お稽古をする上での前提であり、必須なことであると

強く感じています。


気持ちよく、楽しくお稽古をするためにというのは、

もちろん大きな理由です。

互いの関係において敬意の持ち方表し方は

違っていて当然ですが、必ず必要です。

何かを伝えるとき、受け取るときにも、

敬意のあるなしは大きく影響してきます。



技術的な理由も、大きくあります。

適切な間や間合いであったり、相手との向き合いかた、

つまりは足踏みですが、これも気持ちの持ち方によって、

自然に出てくるものではないかと思います。

手の出しかた、手の取りかたもそうですし、

流れを感じたり、支えたりといったようなことも、

互いがそうした心持ちでお稽古するからこそ、

お稽古が成り立ちます。


道場の外では、感度を下げ、スイッチを切らなければ、

心身が危険にさらされるということもあるかもしれません。

しかし道場では、存分に感度を上げていられるようにしたいです。

そのような場でお稽古を重ね、

そうでないような場でも、自身が場を主宰することにより、

そうした場が現れるようにできればと思います。

それがどんどん広がればいいと、強く願います。


ただ「道場では」と書きましたが、

日常でやっていないことを、道場だけでやるのは難しいです。

それが週に一回とかであるとなおさら困難です。

技をやらなくてもお稽古はできます。

日々お稽古に励みましょう。
2015-01-10 10:41 | 記事へ | コメント(0) |
| お稽古雑感 / つれづれ |
2014年12月17日(水)〜12月26日(金)
2014年12月29日(月)
この間のお稽古は、尼崎一部二部、王子、加古川、西宮、

週が替わって、尼崎一部二部、王子、加古川、西宮でした。

20日には忘年会があり、

26日で今年一年のお稽古を納めました。

今年一年、ささの葉が大きく変化、成長したことが感じられる、

そして先に向かって大きく開けていくエネルギーに満ちた、

この二週間のお稽古でした。

感謝の気持ちとともに年の暮れを過ごそうと思います。

本当にありがとうございました。
2014-12-29 12:40 | 記事へ | コメント(0) |
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