http://blog.zaq.ne.jp/sasanoha/
2013年7月24日(水) 尼崎道場
2013年07月27日(土)
この日も後ろ両手取りのお稽古をしました。

相手が視界から消えてしまうと、とたんに

相手がいないものとして動いてしまうようです。

見えていれば見えていたで、今度は

見ているところ(多くは手の辺り)ばかりに

気を取られてしまっている。

目にはもう少し別の仕事をしてもらうことにして、

触覚をフルに活動させることに意識を向けたいです。

お稽古では、

普段の生活ではまったくといっていいほど使わなくなっている

身体の部位や感覚を意識したり、

普段の使い方とは違った使い方をしたり、

それをテーマとして取り上げることが多いです。

最終的には意識しなくても、

そういうことができるようになりたいと思うのですが、

まずは思ってもみない使い方がある、できるというのを

体感するところから始められればと思います。

そのために一番いいのは、

そういうこと・ものが「ある」と断定することです。

一番いいというか、

その断定具合がすべてのような気さえします。

もしかすると断定ができるようになるために

お稽古しているのかもしれないと、

今ふと思いました。

まずは素直な気持ちでお稽古に臨みたいものです。

自戒も込めて(笑)。

(というか、書いてることだいたい自戒です。。。)
2013-07-27 09:16 | 記事へ | コメント(0) |
| お稽古雑感 |
2013年7月19日(金) 西宮道場
2013年07月23日(火)
この日は久しぶりに後ろ両手取りのお稽古をしました。

受けが背後に回るので、

頼りになるのは主に触覚(皮膚感覚)になります。

他の取り手でも視覚情報に囚われないことが

大事なのですが、

後ろ両手取りでは特にそうです。

その情報を使って何をするのかといえば、

適切な時に適切な場所にいてなすべきことをする

ということになります。

中でも適切な場所というのがやはり鍵で、

足踏みが何より大事です。

何度も書いていますが、

これは礼をするときの並び方、

体操・呼吸法のときの立ち位置、

円陣を作るときの位置取りでも同じ話です。

これらも視覚情報(だけ)でどうこうするのではなく、

皮膚感覚が必要になってきます。

一か所だけに固まっている時の詰まった感じ、

均等になっていないときの違和感などを感じるのは、

技をするときの相手との間合いの適否や

正中と気の結びとのアライメント、

自身の体内にある詰まり強張りなどを覚知するのと

まったく同じ感覚を必要とするものです。

普段できないやってないことは、

お稽古の中でもできないですし、

お稽古の中でできないやらないことは

普段でも同じなのではないかなと思います。

などと書くと、自身にぐさっと来ますが(笑)、

そのあたり何度も確認しつつ

日々過ごそうと思います。
2013-07-23 20:07 | 記事へ | コメント(0) |
| お稽古雑感 |
2013年7月18日(木) 王子道場
2013年07月20日(土)
この日は少し手順の長い技をやりました。

意外に思ったのは、

何度もやっている手順の短い技より、

初めてやったこの日の技のほうが

スムーズにできていたことでした。

ただ、これは当たり前のことかもしれません。

手順が長いほうが、やっているうちに流れができ、

その流れに乗って技が進む、

というようなことが起こっているせいでしょう。

流れに乗る体感を得ることができたら、

丁寧に身体を使いながらも流れを感じることが

できるようになっていくといいなと思います。

それがおそらく精度が高まるということに

なるのではないでしょうか。

先日の複数技のかかり稽古や

この日のお稽古などのように、

流れを感じられるようなお稽古も

少しずつ混ぜていきたいと思っています。

それができるようになったのは、

ささの葉でずっと続けてこられた方と

新しい方とがちょうどいい感じに、

なんて言うんでしょう(笑)、

何かの行き来があって、それが何かを生んでいるというか、

いや、よく分かりませんが、いい感じなのです。

これからも楽しみです♪
2013-07-20 10:18 | 記事へ | コメント(0) |
| お稽古雑感 |
2013年7月17日(水) 尼崎道場
ここのところのテーマは「踏ん張らない」です。

これまでやってきた詰まり強張りをなくす、

とも関係していて、

踏ん張っていると詰まり強張りができやすいです。

逆に言うと、詰まり強張りがあるときには、

踏ん張っていることが多いようです。

そこで、踏ん張っているかいないか

踏ん張っているときに何が起こっているか

チェックするところから始めています。

この日は、踏ん張るのを難しくするために、

左右の足をその場で小さくパタパタと踏み替えつつ、

四方投げをやってみました。

踏ん張りやすいポイントはいくつかあるのですが、

最後の切り落とすところが特に分かりやすく、

ここで踏ん張っていると、踏み替えができず、

そういうときは多くの場合、

ぐぐぐっと力んで腕を下ろしているようです。

受けでも、やはり踏ん張っていると、

取りの動きに対応できませんし、

上体が固まりやすく、対話的なやり取りができず、

悪くすると怪我の原因となってしまいそうです。

ただ、踏ん張らないために、

パタパタし続けるわけにはいきませんし、

パタパタしていると、

今度はどちらかの足に重心が乗る瞬間があって、

それはそれで踏ん張ることにつながりますので、

パタパタ自体は試しにやってみる、程度がよいかなと思います。
2013-07-20 09:20 | 記事へ | コメント(0) |
| お稽古雑感 |
2013年7月15日(月) 王子道場
2013年07月15日(月)
この日もテーマにしたのは「流れ」でした。

流れのきっかけを与えるのは取りですが、

それに受けが応じたのちは、

流れが主で、道筋を通して行くのが取り、

共に導かれるのが受けになります。

流れができるのは、

取りも受けも気持ちを出し合うからで、

どちらかの出し分が少なかったり、

明後日の方向を向いていては、流れが消えてしまいます。

もしくは、現れません。

取り受けが気持ちを出し合い、

それを正中に捉えようとし続けることで流れができ、

それを感じ続けることで流れが通っていく。

取りがたまたまより整った態勢にあるため、

道筋の通し手になっているのであり、

何かのきっかけで反転しうるような関係に

取り受けはあり続けます。

そういった関係を支えるのは敏感さです。

敏感でいなければ、成り立たないことだらけ、

と言ってもいいかもしれません。

そして敏感でいるためには柔軟であることが必要です。

感度を上げると柔軟になる、とも言えるかもしれません。

そのためには、伸び伸びにこにこ、なのですが、

今日は少し必死になってしまった

わたしがいたように思います^^;

もっと大らかな空間を作れるよう努力いたしますー!
2013-07-15 21:10 | 記事へ | コメント(0) |
| お稽古雑感 |
前へ 次へ